回答一覧 - 高度医療(体外受精・顕微授精・ギフト他) No.65 -
年齢:42 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:5回
 40歳から不妊治療を始めて3年ほどが経ちます。しかし、良い卵が採れず、3回しか移植できていません。また、全て陰性でした。今までショート法、アンタゴニスト法、クロミッド 法を試しました。
 不妊治療を始めてまずはショート法にて誘発し、その際は卵が5〜8個は採れていましたが顕微授精をしても半分以上受精しませんでした。受精した卵も分割ストップなどが多かったそうです。
 前回、アンタゴニスト法にて誘発した際は、採卵数日前で卵胞数4個、E2(卵胞ホルモン):315でした。4個採卵し、2個だけ正常卵で顕微授精をするものの受精しませんでした。最初のショート法の時も卵が数個でもE2の値は低かったそうです。
 今回は、アンタゴニストが合ってないのだと思いクロミッドのみでの誘発も行いました。E2:574.9という高い数値で良い卵が採れるかもと期待しましたが、1個は空胞、1個は変性卵で、顕微授精もキャンセルになってしまいました。
 受精率が悪いので次はカルシウムイオノフォアで卵子活性を試してみるつもりでしたが、この様な結果で試す事が出来ず、受精率の改善策は今のところ分かりません。第一子は現在11歳で私は来月で43歳になるので、もう良い卵子が残っていないのかもと、覚悟しだしています。
 この様な、良い卵子がもう殆ど残っていない状態ではどの様な治療が可能ですか?また、卵管内移植をしてみたいと思いますが、私の様に胚盤胞まで育った事のない卵子、空胞、変性卵などが多い場合でも望みはありますか?

 様々な排卵誘発法で採卵を試みていく中で、受精・分割ができていないのは、やはり卵のエイジングが大きく関わっていると考えられます。採卵が可能な状態であることを考えますと、月経周期や排卵誘発法の見直し、顕微授精方法の変更(細胞質置換など)検討項目はいくつか考えられます。また、卵のコンディションによりますが、受精直後に卵管内移植をすることも、考えられるアプローチではないかと思います。一度御相談にお越し下さい。[2018年5月26日]
(産婦人科医:山口 貴史)
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