回答一覧 - 不妊の検査 No.7 -
年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:6回 人工授精:7回 体外受精:回
 結婚2年が過ぎたころから、不妊治療専門医に通っています。これまでタイミング療法を半年間した後、主人の検査で精子の量と運動率が少し悪いということで人工授精(AIH)にステップアップしました。現在は、人工授精を7回行ったので、担当医からは体外受精(IVF)についても話があります。
 通院を始めた1年半前には、スクリーニング検査として、血液検査、フーナー検査、通水検査をしました。しかし、卵管造影検査は行っていません。本や友人の体験からは、卵管造影検査は早い段階で行うようなので、5回目の人工授精の時に、担当医に必要性を尋ねました。しかし、「通水検査をやっているので同じことですよ。」と言われました。通っている施設には、設備がないようで、検査を行いたいのであれば紹介はするが、必要はないという感じの回答でした。もちろん、私の状況を診ての判断なのかもしれないのですが、現在の治療段階からして、卵管造影検査を行う方がよいのかアドバイスをいただければと思います。

 人工授精(AIH)もしくはタイミングをもう少し続けたいようでしたら、卵管造影検査を行うことをおすすめします。卵管造影検査にて両側の卵管の通り状態をチェックして、人工授精やタイミングが継続可能かどうか判断してもらった方がよいでしょう。回数的に、次のステップとして体外受精(IVF)を行おうと思われているのでしたら、無理に卵管造影検査はしなくていいと思います。タイミングや人工授精(AIH)を6〜7回行っているようですので、今後の治療として次のステップである体外受精に進まれた方がいいでしょう。[2008年3月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:27 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:4回 人工授精:0回 体外受精:0回
 2人目を希望して半年になります。生理周期は28〜31日で規則的です。
 2ヵ月前の血液検査で、黄体ホルモン数値が4だと言われデュファストンを処方されました。今回、卵胞を診ていただいたのですが、19.7mmで、内膜が11mmで、3日後に排卵すると言われました。次回、月経が来てしまったら、子宮造影検査を行なう予定です。
 ■質問1
 1人目の時は、黄体ホルモンのことは特に言われたことがありませんが、妊娠・出産を境に突然減る事があるのでしょうか。
 ■質問2
 卵は1日で約2mm成長すると聞きますが、3日後では成熟しすぎではないでしょうか?成熟しすぎた卵でも大丈夫なのでしょうか?
 ■質問3
 1人目は通気検査とタイミング法で授かったのですが、出産後に卵管が詰まるという事はあり得るのでしょうか?

 1. たった1回だけの値を見て、黄体機能不全と診断する事はできないと思いますが、予防的な意味も含めて処方されたのではないでしょうか。排卵から月経までの高温相が10日以下であれば、黄体補充療法はお勧めします。黄体機能不全になる可能性は様々な理由であるだろうと思います。
 2. 卵胞経の大きさについては神経質になる必要はないと思います。妊娠の仕組みを考えると、卵巣内で卵胞(卵子の入った袋)が大きく育ったのち、卵胞が破裂して卵子が外へ排出される日に受精します。要するに、その付近で性交する事が大事であって(排卵の時点よりは多少は早めの方が妊娠はしやすいと思いますが)卵子が熟しすぎかどうかについては、タイミング法や人工授精法(AIH)の治療を行っている段階ではまだ、神経質になるような問題ではないと思います。
 3. もちろん出産後に卵管の働きが悪化した可能性も考えられます。子宮卵管造影検査や腹膣鏡検査をすればよいと思います。ただ、不妊治療で当院を受診するカップルの中には一通りの検査をしてみても、全く異常が見つからない事もときどきあります。努力をしても妊娠できないのであれば、何らかの原因があるのだと思いますが、一般に行われている検査では見つけることができない部分の異常である可能性が考えられます。また、加齢によって卵子の質が低下する事によって妊娠しにくくなる場合もありますが、27歳なら大丈夫でしょう。[2008年2月15日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:27 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:12回 人工授精:0回 体外受精:0回
 先日、卵管造影検査を行いました。検査終了後は、5分ほど安静にしてからレントゲンを撮る予定でしたが、直後に腹痛と吐き気が抑えきれなくなり、トイレに駆け込み下痢と嘔吐をしました。
 その翌日、全身にじんましんがびっしり出てしまいました。今まで薬のアレルギーは特になく、じんましんは初めての経験でした。検査後すぐに動いたため、造影剤がおかしなところに入ってしまったのではないか・・・と色々と考えてとても不安です。検査後半年以上たちますが、いまだに妊娠できずにいます。判定結果のたびに、この検査のことが思い出されてなりませんが、関係していますか?

 造影剤によるアレルギーか、造影剤が体に入って腹膜を刺激し、炎症を起こしたのではないかと思われます。検査後は、どのくらいの期間、症状が続いたのでしょうか。もしも1週間以内におさまっていれば、それほど問題ないと思います。また、検査結果も正常で卵管が通っており、その後、特に変わった症状がないのであれば、治療に問題はないと思います。ただ、タイミングを12回しても結果が出ていませんので、そろそろ治療もステップアップして人工授精(AIH)を考えるとよいと思います。[2008年2月15日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:35み 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:3回 体外受精:0回
 結婚して4年になります。結婚当初よりアメリカに在住しています。2年前より不妊治療を開始し、検査の結果、私も主人も特に異常はなく「原因不明の不妊」ということです。
 これまでに、クロミッドを使用した人工授精(AIH)を1回、Follistim AQ(follitropin beta injection)を使用した人工授精を2回しましたが、いずれも薬に反応しすぎるのか、卵巣が過剰反応を起こしてしまって、全て失敗しています。
 担当医からは、体外受精(IVF)しかないといわれているのですが、いろいろと調べた結果、日本とアメリカとではIVFの治療方法が大きく違うようで、アメリカで受けるべきか、日本に一時帰国して受けるべきか悩んでいます。アメリカと日本のIVFの治療内容の違いを教えていただけますでしょうか。また、人工授精ではやはりダメなのでしょうか?

 アメリカの体外受精(IVF)の方法が日本と大きく違う事はありません。しかし、日本でも施設間で体外受精の方法に多少の違いがあるのと同様な程度の違いはあると思います。
 しかし、決定的に違うのは料金だといわれておりますので、その点を確認されてみて下さい。人工授精(AIH)での結果が期待できない場合としては、卵管が閉塞している場合、卵管周囲に癒着がある場合、子宮内膜症の状態が悪化している時、精子状態が不良な場合などが考えられます。このような場合は、体外受精(IVF)の適用となります。十分な検査の上、上記のようなケースにあてはまっていれば、体外受精に入る方向で考えるべきだと思います。[2008年2月15日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:3回 体外受精:0回
 結婚前にチョコレート嚢腫と子宮内膜症のためラパロをしました。その1年後、1回目の人工授精(AIH)で1人目を妊娠・出産し、現在2歳4ヶ月になります。そろそろ2人目をと思い、不妊治療を再開しましたが、黄体化未破裂卵胞が3周期続いています。黄体化未破裂卵胞がこんなに続くことがあるのでしょうか?内膜症が悪化してしまって排卵しないのでしょうか?
 そこで、卵管造影検査を行った結果、「卵管は若干狭いが通っているので大丈夫。ただ子宮が大きいね。」と言われました。子宮が大きいというのは、まさか他の病気なのではと思うと不安です。このまま黄体化未破裂卵胞が続くようなら、もう一度ラパロをした方がいいのでしょうか?

 子宮内膜症でラパロをしたとのことですが、どのような治療をしていましたか。子宮内膜症を除去したのでしょうか。また、現在は、子宮内膜症の状態は、範囲が広くなっているのでしょうか。
 超音波で、以前と比べて範囲が広くなっているようなら、再度ラパロをする意味があるように思います。又、あまり変わってない状態で、未破裂卵胞が続く場合、強度の癒着があるか、卵胞自体に問題があるのかもしれません。ラパロをした病院を受診し、ご相談されてみてください。[2008年2月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 不妊治療を行うため、初回の検査として、血液検査(D3-D5ホルモン検査)を受けました。その結果は、FSHが12.87mIU/mL、LHが2.47 mIU/mLでした。担当医には、FSHが異常値のため、自然妊娠の可能性は0%であり、体外受精(IVF)でしか妊娠しないといわれました。血液検査以外には検査は何もしていません。本当に体外受精しか方法はないのでしょうか?お薬などを使って、ホルモン値を正常値にはできないものでしょうか・・・もしも、お薬でホルモン値をある程度コントロールできるのであれば、自然妊娠、タイミング、人工授精(AIH)という可能性もあるのではと考えたりもします。とにかく、初めての検査でこのように言われて混乱しています。どうすればよいのか教えて下さい。

 ホルモン検査が100%信じられるものとは思いません。超音波検査で子宮や卵巣の状態、特に卵巣の中に胞状卵胞(これから成長する卵の元)があるかどうかのチェックはしてもらったのでしょうか。それをしないで、ホルモン検査のみで体外受精(IVF)しかないというのは、少し無理があるのではないかと思います。卵管造影検査にて、両側(少なくとも片方)の卵管が通っていれば、自然妊娠、人工授精(AIH)という可能性はもあると思います。別の施設を受診し、意見をきいてみたらどうでしょうか。[2008年2月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:27 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:0回
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されています。男性ホルモンの値が高いせいか、髪の毛が全体的に薄くなってきており、悩んでいます。やはり薄毛は、男性ホルモンのせいなのでしょうか?発毛剤を使いたいと思っていますが、お薬(ルトラールとプレマリンを服用中)のことも考えると、使用しない方がよいでしょうか。

 男性ホルモンの値はどの程度でしょうか。男性ホルモンが高くなると、脱毛が増えたり、体毛が濃くなる事があります。やはり、男性ホルモンの影響だと思います。
 大切な事は、男性ホルモンがどの程度高いか調べることです。発毛剤は使われても大丈夫だと思いますが、それだけでは根本的な治療とはなりません。もし糖尿病などの合併症がある場合には、糖尿のお薬を飲む事は効果があるかもしれませんよ。 [2008年1月16日]
(院長:田中温)
年齢:37 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:1回 人工授精:1回 体外受精:0回
 不妊の検査を受けて半年になります。卵管造影検査で左側が閉塞していることがわかりました。血液検査では問題はなく、基礎体温も二相性に分かれています。
 気になっていることがありますが、年々生理日数が短くなっています。今月は2日でほぼ終わりました。出血量は、多くもなく少なくもない量です。排卵誘発剤は飲んでいません。
 担当医に聞いてみると、特に問題はないとのことですが、とても気になっています。何か原因はあるのでしょうか?年齢のこともあり、体外受精(IVF)をすすめられていますが、IVFをする前の検査について医師に聞いても、特にはないとの回答でした。他の施設でも特に検査をしないのでしょうか?

 年齢に伴って、子宮内膜の厚さが薄くなっているのでしょうか。生理前の子宮内膜の厚さはどのくらいになっているのでしょうか。もしも、8mm未満と薄いようであれば、子宮内膜の厚さが問題で月経量が減っている可能性があります。また、生理不順であれば、子宮内膜が厚くなっても量が少ないことがありますが、生理周期は規則的だということですので、可能性は低いかと思います。今後の方法としては、年齢の事もありますので、人工授精(AIH)を数回するか、腹膣鏡検査を行って腹膣内のチェックを行うか、担当医の指示通り体外受精(IVF)へ進むかの3通りだと思います。[2008年1月3日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 10年前に右卵巣(皮様)嚢腫を卵巣温存で開腹手術しています。その後は体の変調もなく、生理も規則正しくきており、基礎体温も二相性(高温期12〜14日)です。
 半年前から妊娠を希望して、避妊はしていません。現在は、まだ通院はしておらず、基礎体温とLHサージチェックで自分なりにタイミングをとっています。先月、妊娠検査薬で陽性反応が出たのですが、数日後に生理が来て、化学流産となってしまいました。
 開腹手術の経験があると癒着で不妊になることがあると聞き、過去の手術の影響が心配になっています。やはり、癒着によって妊娠しにくくなる可能性は高いのでしょうか?しかし、妊娠反応が陽性になったということは、きちんと卵管が通っていて、今後も同じようにタイミングを続ければ結果が出ると考えていてもよいでしょうか?不妊の検査は、主人は精液検査、私は血液検査しかしたことがありませんが、異常はありません。しかし、もしも、癒着がある可能性が高いのであれば、早いうちに卵管造影検査や腹腔鏡検査をした方がよいのか・・と迷っています。

  妊娠反応が偽陽性であったり、一度は本当に妊娠できたとしても、妊娠しづらい状態かもしれません。
 開腹手術の既往があれば、骨盤内の臓器(卵巣・卵管・子宮・腸壁など)の癒着の可能性は高くなります。まずは子宮卵管造影検査をすることをおすすめします。その後、なかなか妊娠できない場合には、腹腔鏡検査を考えてはいかがでしょうか。また、スクリーニング検査として、クラミジアの抗体検査(IgG、IgA)や子宮内膜症の検査(CA125)もしてみてはいかがでしょうか。[2007年12月1日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
腹腔鏡検査の傷跡は消えるといわれましたが、一向に消えませんが・・・
年齢:25 基礎体温:不明 生理周期:不明 タイミング法:0回 人工授精:10回 体外受精:0回
 半年前にセントマザーにて腹腔鏡検査を受けました。術前にドクターに傷痕が残るかどうかを質問したところ、2〜3ヶ月たてば傷痕は消えると言われました。しかし、半年たった今でも、傷跡がとても残っています。本当に消えるのでしょうか  

 傷跡は、人によって大きくなる場合とほとんど見えなくなる場合があり、これには個人差があります。傷痕の治り方にも個人差はあると思います。しかし、まったく見えなくなるというわけにはいかないと思います。[2007年11月15日]  
(院長:田中温)
 年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:1回 人工授精:0回 体外受精:0回
 2ヶ月前から地元の不妊外来にかかっています。
 高温期の血液検査(高温期7日目と9日目に実施)でプロゲステロンの値が低く(いずれも6程度)、黄体機能不全と診断されて、治療を開始することとなりました。
 月経周期は32〜35日で、高温期は14〜15日程度、低温期から高温期への移行はやや緩やかです。黄体機能不全は、高温期が短いという認識でいたので、わたしには意外な診断でした。血液検査からみても、黄体機能不全の治療を開始することは、今後の妊娠に向けて有効と考えてよいでしょうか?
 実は、11年前(当時19歳)、卵巣嚢腫(右の卵巣)のため開腹手術をしたことがあります。もしかしたら癒着があり、そのことも原因なのではないかと心配しています。卵管造影検査では問題はないとの診断でしたが、腹腔鏡検査も受けるべきでしょうか?腹腔鏡検査は入院が必要ということなので、少し抵抗があるのですが、年齢的にもできるだけ早く子供がほしいと思っています。先生のご意見をお伺いできれば嬉しいです。

 黄体機能不全と腹腔鏡検査についてですね。
黄体機能不全に関しては、2回のプロゲステロンが低値ですから、「黄体ホルモン」または「卵胞ホルモン+黄体ホルモン」の投与を行うことが望ましいと思います。
 腹腔鏡検査に関しては、今後、タイミングもしくは人工授精(AIH)を行う上で、卵管の先(卵管采)が卵をきちんと取り込んでいるかどうかを知るために必要だと思います。タイミングを5〜6回行ってみても、結果が出ないようであれば、受けてみてはいかがでしょうか。[2007年11月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:35 基礎体温:二相性ではない 生理周期:規則的 タイミング法:2回 人工授精:0回 体外受精:3回
 はじめまして。私は昨年8月から3回の体外受精(IVF)をしました。いずれも受精卵、内膜の厚さとも状態は良いということでしたが、妊娠にいたりませんでした。
 そこで、先日、造影検査をした結果、弓状子宮と診断されました。3回の体外受精をしても妊娠に至らなかったので、開腹手術で弓状子宮を正常にするほうがいいかもしれないと言われました。ただ、担当医は、これが原因で着床しないと言いきれないところもあるので、非常に迷うとおっしゃっています。
 私としては、子宮筋腫の手術もしていますし、さらに子宮を傷つけることになるのではないかと、心配もあります。手術すべきか、このまま体外受精を続けるべきか迷っています。アドバイスをお願いします。

 弓状子宮とは、子宮内腔の上方にあたる底辺部分が内腔にむけて膨瘤しており、弓上にそっている状態のことをいいます。この程度の子宮内腔の形の異常は、特殊なものではありません。また、このような形の異常で、着床障害にいたることは少ないと思われます。着床障害に関しては、子宮内膜の厚さの方が関係深いといわれています。したがって、弓状子宮を強制する手術は、妊娠のために改善する方法とはいえないと思います。このまま体外受精(IVF)を続けられる方がよいと思います。[2007年10月15日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:6回 体外受精:1回
 こんにちは。体外受精(IVF)を一度経験しましたが、妊娠に至りませんでした。今は治療をお休みして、自己流でタイミングをとって2年になりますが妊娠しません。
 中学1年生の時に盲腸の手術を経験しております。過去の手術によって腹腔内に癒着が生じる割合はどのくらいあるのでしょうか?腹腔鏡検査を行なってみればわかると思いますが、腹腔鏡でかえって癒着を誘発したと聞いたことがあり、不安に思っています。腹腔鏡(ラパロ)の有効性はどのくらいのものでしょうか?お教え下さい。

 盲腸の虫垂炎の状態はどうだったでしょうか。長期入院(虫垂炎で化膿し、おながにドレーンをいれたり、腹腔炎を起こしている場合)は、おなかの中の癒着の可能性は高率となりますし、範囲も広いことが多いです。通常に簡単に手術が終わっている場合は、ケースバイケースであり、ほとんど癒着がない人もいれば、広範囲に癒着がある人もいますので、一律にはいえません。腹腔鏡検査でかえって癒着を誘発したということですが、そういうケースは少ないと思います。今後、自然ないし人工授精(AIH)を続けるのであれば、腹腔鏡の有効性は高いと思います。[2007年9月15日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:48 基礎体温:無関係 生理周期:無関係 タイミング法:5回 人工授精:6回 体外受精:0回
 精液検査のWHO(a)%、(b)%、(d)%とは、それぞれ何を指しているのでしょうか?また、よくいわれている精子無力症の「運動率」とは、どのように計算されているのでしょうか?教えて下さい。

 分類では「WHO:(a)高速直進運動、(b)ゆっくり又は不活発な前進運動、(c)非前進運動、(d)不動」という意味になります。a+bが50%以上であれば正常です。運動率は、運動精子÷(運動精子+不動精子)で計算します。[2007年9月1日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:43 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 先日、卵巣予備能検査(FSH、LH、E2、P4、AMH、インヒビンB)を受けたのですが、AMHの値がとても低いと言われました。不妊治療を続けていく上で、AMHの数値がどのくらいまで下がると継続が難しくなるのか教えてください。また、他のホルモン値の正常範囲値や、それぞれの意味なども教えていただけると嬉しいのですが・・・

 年齢的に卵巣予備能は、低下していると思います。
 卵巣予備能を調べるために色々な検査法が報告されておりますが、40歳以上の場合の最もよい方法は、月経3日目までの卵巣内の胞状卵胞(未成熟な卵胞)の数をみることだといわれております。是非、月経3日目までの胞状卵胞数をみてもらって下さい。この数が2〜3個以上あるのであれば、GnRHアンタゴニストやGnRHアゴニスト、プラスFSHの排卵誘発法に反応すると思います。もし、胞状卵胞数が1〜2個と少ない場合には、GnRHアンタゴニストやGnRHアゴニストを使わずに、セロフェンのみのマイルドな方法がよいかもしれません。
 一般的に、FSHの値は15未満でありますが、高齢の場合には、20以上と高くなることがあります。このような場合には、ピルなどを使って、FSHの値を下げることは意味があるかもしれませんが、予備能が低下している場合には、FSHを単に下げるだけでは反応がよくなることはあまり期待できません。また、E2は50以下が理想的です。70以上などの高値にならないことが望ましいでしょう。P4やインヒビンBは、あまり関係がないと思います。AMHも胞状卵胞と相関します。胞状卵胞数が少ない場合には、AMHも低くなります。これは、加齢による現象ですから、ある程度は仕方がないことかもしれません。
 女性はすべての方が、遅かれ早かれ閉経をむかえます。その前段階として、卵巣予備能は低下していきますので、これを正常に戻すことは非生理的であり、期待できないものとお考え下さい。[2007年8月17日]
(院長:田中温)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:4回 体外受精:0回
 クラミジアなどの性病ではないのですが、腹腔に炎症がおきて、慢性に進んでしまいました。我慢できないほどの痛みではありませんが、抗生物質を処方してもらって飲んでいました。しかし、痛みはなかなか治まらず、お薬の飲みすぎなのか、余計に悪化したようです。卵管も閉塞してしまいました。
 血液検査でも炎症反応は出ていないのに、慢性的に卵管あたりが痛いのですが、どうすればよいのでしょうか?治ったと思っても、疲れている時によく痛くなります。放っておいてもよいでしょうか・・・

 卵管や卵巣が腫れていないか、炎症を起こしている原因が他にないのか、炎症の程度はどのくらいかなどをしっかり見極める必要があります。
 もっとも良い手段は、腹腔鏡検査です。この検査を行うと、卵巣周囲が慢性的に傷む原因がよくわかると思います。子宮内膜症も、慢性炎症を引き起こす主要な原因ですが、これも子宮鏡で判明する代表的な病気です。これらの状態がはっきりすれば、妊娠にいたる治療の道筋もはっきりすると思いますよ。[2007年8月17日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:29 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 無排卵月経だったため1年程前にクロミッドを服用したのですが、排卵日時期に右下腹部に痛みを感じたように記憶しています。この服用の後に妊娠したのですが、9週で流産してしまいました。
 その後、再び妊娠を希望して半年になります。現在は排卵が正常に行われるようになり、ホルモン検査でも異常がないということで、治療は受けていません。市販の尿検査で排卵日を調べているのですが、排卵の陽性反応がでるころに、毎回左下腹部に2日間程痛みを感じます。この痛みが排卵痛だとすると、毎回、いつも左下腹部に痛みを感じるということは、いつも同じ側からしか排卵していないということなのでしょうか?前回妊娠した時には右下腹部に痛みを感じ、半年たっても妊娠できない現在は、左下腹部に痛みを感じているということに何か問題があるのでしょうか?

 下腹部痛の部位と排卵した部位が一致しているかどうかは、診察を受けてエコー検査で確認しないと何ともいえません。診察の結果、同じ側から排卵しているのであれば、同じ側といえます。
 右から排卵した時に妊娠しやすく、左から排卵した時に妊娠しにくいということは、普通の状況であれば考えにくいと思いますが、卵管の疎通性や卵管周囲の癒着等によっては、そのようなこともないとはいえません。
 その原因を知るためには子宮卵管造影にて卵管の疎通性を確認し、腹腔鏡検査にて卵管周囲の癒着の有無を調べる必要があります。[2007年7月15日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:4回 体外受精:6回
 受精卵も内膜も全く問題ありませんが妊娠しません。原因がわからないと言われ、染色体検査をすすめられました。
 染色体検査に異常が見つかった場合、どの染色体異常なのかにもよるのでしょうが、どのような治療になるのか、不安でしかたありません。一般的な染色体異常の例とその場合の治療法をご回答いただけると嬉しく思います。また、染色体検査は、夫婦2人で受けた方がよいでしょうか?教えてください。お願いします。

 流産を繰り返している場合は、染色体検査が必要になりますが、受精卵の状態も内膜にも問題がなく妊娠しない場合は、染色体検査はあまり必要ないと思います。
 あなたの場合には、採卵周期には全胚凍結し、自然周期で戻す方法を試してみられてはいかがでしょうか。当院では、この方法が最も妊娠率が高くなっております。染色体検査をされてもよいと思いますが、流産を繰り返しているわけではない場合には、直接の原因にはならないと思います。[2007年7月15日]
(院長:田中温)
年齢:28 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 骨盤腹膜炎にかかって、卵管が狭くなったのですが、妊娠するにはどのような治療法が良いでしょうか?卵管を元に戻すことはできますか?

 いったん炎症でダメージを受けた卵管や、その他の骨盤内臓器は、元には戻りません。卵管周囲に癒着が起こっている可能性も十分考えられます。
  卵巣から排卵した卵子が卵管に取り込まれて子宮内に着床するといったメカニズムがうまくいっていない障害です。このような場合、体外受精(IVF)にたよらざるを得ない症例も多くなります。子宮卵管造影検査、腹腔鏡検査および卵管通色素検査、クラミジアIgG抗体・IgA抗体などを受けられることをおすすめします。[2007年7月1日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:3回 人工授精:0回 体外受精:0回
 はじめまして。私は、23歳で出産しています。
  再婚してから、子供ができず、卵胞の大きさ、排卵の有無、通水検査、精液検査を受け、すべて問題はありませんでした。しかし、月経周期が25日と短く、生理3日目に生理が止まり、4日目に再開することが続いています。この原因としてどういったことが考えられますか?また、治療が必要でしょうか?

 4日目からの出血は、どのくらい続きますか。また、量はどのくらいでしょうか。4日目からの出血が3〜4日間で量が多いのであれば、問題ないように思います。ただ、このような状態が続いているのであれば、その時期に診察をうけられた方がよいと思います。生理の時に内膜がきれいにはがれていないために起こるのか、膣部びらん(炎症のような状態)からの出血なのか、もしくは他に原因があるのかは、診察をうけてみないと、正しい判断ができません。その状態によって治療の必要性が異なりますので、同じことがずっと続いていれば、その時期に診察を受けられてください。[2007年7月1日]
(産婦人科医:永吉基)
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