回答一覧 - 治療とつきあう・カウンセリング・その他 No.13-
年齢:42 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:6回
 両卵管閉塞が原因で40歳から本格的に体外受精にて不妊治療を始めました。治療開始が遅かったものの、採卵すると割とグレードのいい胚盤胞が出来るため、毎回凍結胚を移植してきましたが、まだ結果が出ていません。
 転院を検討するも、年齢的にも時間の余裕がないという焦りから転院しないままです。
 不妊治療は保険制度の適用が無い為、医師の経験や知識により、治療のアプローチ方法も可能性も非常に幅があるように思います。妊娠という明確なゴールがあるものの、そのプロセスは病院によって設定金額もばらばらであり、素人が最適な病院を選ぶのは至難の業に思えてなりません。
 転院による最大のメリットは一体何なのでしょうか?
 現在かかっている病院では、主治医との信頼関係はできているものの、アンタゴニスト法でいい効果が顕著に出たため、「同じ方法で誘発して採卵と移植を繰り返すしかできない」と言われてしまいました。
 不妊治療におけるいい治療とは一体何なのでしょうか?

 治療期間も長くなり繰り返しの治療と思われるお気持ちお察し致します。
 現段階でベストな治療法の選択をして頂いていると思いますが、転院することで、例えば同じ排卵誘発法でも投薬のタイミングや量が異なること、採卵のタイミングや顕微授精のテクニック、培養環境など色々と少しずつ違ったアプローチがあると考えます。
 施設を変えることで新たな発見もある可能性もありますので、他施設でお話だけ聞いてみることもよいのではないでしょうか。
 不妊治療における良い治療とは、個人それぞれにあった現時点で考えられるベストな治療方法を選択できること、また、それによって結果がもたらされることと思います。[2017年1月28日]
(産婦人科医:山口 貴史)
年齢:43 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:5回 体外受精:3回
 私は20年程、偏頭痛に悩まされています。定期的に頭痛外来に通って検査を受けていますが、診断は変わらず偏頭痛です。
 不妊治療中にも偏頭痛は起きるのですが、いつも薬を飲むかためらってしまいます。痛みを我慢するのも、薬を飲むのも、何か良くない影響があるんじゃないかと気になってしまい、それがストレスにもなって悪循環です。気にしないようにとは思うのですが、体外受精後などは特に神経質になってしまいます。
 偏頭痛は、不妊と関係があるのでしょうか? 痛みを我慢するのと、薬に頼るのとでは、どちらが妊娠率的に良いということはありますか?
 また、服用している薬はロキソニン、アマージもしくはイミグラン、吐き気があるときはメトクロプラミドを頭痛外来で処方してもらっていますが、不妊治療をするにあたり服用をやめておいた方がいいものはありますでしょうか?

 頭痛外来に通院されていますので、専門的に診察されていますね。
 御指摘の通り、服薬するメリット・デメリットはあります。今までも生活習慣や環境の改善はされてこられたと思いますが、いま一度、頭痛を誘発する原因を考えて頂くことが大切と思います。偏頭痛と不妊治療による女性ホルモン(排卵誘発やホルモン補充)の投与は無関係とはいえないと考えますが、偏頭痛と不妊は直結する因子にはならないと思います。
 ・ロキソニンは妊娠中にはできる限りアセトアミノフェンへ変更
 ・アマージ・イミグランは妊婦又は妊娠している可能性がある人には、治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合のみ投与(妊娠中の投与の安全性は確立していない)
 ・メトクロプラミド(プリンペラン)は妊婦又は妊娠している可能性がある人には、治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合のみ投与(妊娠中の投与の安全性は確立していない)
 治療中も偏頭痛があるとのことですので、主治医の先生も必要との指示でしたら、ロキソニンはカロナールへ変更、アマージ・メトクロプラミドは内服を継続でよろしいのではないでしょうか。全く安全といえる薬はございませんが、症状が重く、ストレスになるようでしたら内服して軽減すべきと思います。[2016年11月10日]
(産婦人科医:山口 貴史)
年齢:35 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:2回
 体外受精は済んでおり、今後胚移植の予定です。
 感染症の予防接種が必要な国に長期で行くことになりました。必須はA型肝炎・腸チフス、推奨はB型肝炎・破傷風・日本脳炎・狂犬病です。いずれも不活化ワクチンの接種が可能です。不活化ワクチンの胎児への影響はないと聞きますが、種類が多いことと、3回接種しなければ抗体がつかないものもあって、不妊治療中に接種すべきか躊躇しています。
 上記の感染症に対する予防接種による移植胚への影響はありますか。

 妊娠中のワクチン接種については生ワクチンは原則的に禁忌であり、不活化ワクチンのみが接種可能とされていますが、胚移植に際してのワクチン摂取については統一された見解はなく、移植胚にどの程度影響があるかは分かりません。一般的に母体に投与された薬剤の影響を受けた受精卵は、着床しないか、流産するか、あるいは全く影響を受けないかのいずれかとされます。ですので移植日から、胎児の期間形成期とされる妊娠8週までのワクチン摂取については当科としては推奨はできないかと思います。また感染症の予防接種が必要な国での出産、育児についても担当医や御家族とよく相談された上で、ワクチン摂取や胚移植を検討いただけたらと思います。[2016年11月10日]
(産婦人科医:市山 卓彦)
年齢:39 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:6回 体外受精:2回
 AIHを6回行い一度妊娠したものの、心拍確認後の8週で稽留流産となりました。現在体外受精にステップアップしております。主人の精子状態は、運動率に波はありますが指摘されるレベルではありません。
 一度目の体外受精時、AMHは0.55でした。ショート法で2つ卵子が採れ、IVFを行い、2日目の4分割を新鮮胚移植しましたが陰性でした。残り1個の卵は桑実胚で止まり凍結できませんでした。
 半年後、二度目はD3のホルモン値がFSH:9.6、LH:4.9、E2:19で、AMHは0.1未満だったため、低刺激法を行いました。2つ卵子が採れ、レスキューICSIで受精後2日目に6分割と2分割胚ができました。ホルモン周期で6分割を移植しましたが陰性で、2分割の方は6分割で止まりました。
 これまで移植した2日目胚は、フラグメントは毎回5%で形も綺麗です。しかし、「力がないため着床できず、胚盤胞にも育たない」と言われています。「刺激も出来ないため、採卵を繰り返して良い卵に出逢うしかない」と言われていますが、ギャンブルの様なものなので少し身体を整えてからチャレンジしたいと思います。
 現在AMHが0.1未満のため、お休み期間は長くても半年と言われていますが、すぐにチャレンジするのと、少し周期を置くのとどちらがいいのか、先生の見解を聞かせてください。

 月経が規則的で月経3日目のホルモンの基礎値も問題ありませんので、1〜2周期治療を休むことで卵巣機能が急激に下がってしまうということは考えにくいです。しかし、AMHの値のことを考えますと、半年以上空けてから再開した場合、発育する卵胞の数が少なくなったり、卵子の質が変化する可能性もあります。
 まずは、1〜2周期休み、治療を希望する月経3日目にホルモンの基礎値を調べ、問題がないようなら再開するようにしてみてはいかがでしょうか。[2015年10月2日]
(産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:44 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
 現在セントマザーにて治療中です。前回顕微授精を行い、着床できずに終わりました。
 自己注射をしているのですがどうにも不器用で、薬を必要量より少ない量しか注射できていない気がします。毎回通院するのも難しいので次回も自分で注射をしてみようと考えております。病院からお借りしたDVDもよく見たのですが、うまく注射できるコツなどありますでしょうか。
 (2015年8月 第16回 セミナーより)

 不安もおありと思いますので、御来院時に再度御指導させて頂きます。
 コツは左手で皮膚をしっかりつまみ上げることです。[2015年8月27日]
(産婦人科医:山口 貴史)

年齢:47 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
 不妊治療をしながら仕事をするという両立が、なかなか難しいです。仕事を休職して不妊治療を続けられたら…と思っています。現在勤めている会社では病気と診断されなければ休職はとれないのですが、診断書を書いてもらうのも難しく、どうしたらいいのかと悩んでいます。
 不妊が病気でないから、やはり難しいのでしょうか?それとも休職するほどの必要もないのでしょうか。
 (2015年8月 第16回 セミナーより)

 会社の形態にもよりますが、不妊休暇が認められている会社もあるようです。確かに病気にはあたりませんので、病気休暇はとれません。会社の担当の方と御相談されてはいかがでしょう。
 当院では夜間外来も行っておりますので、仕事を続けられたまま、不妊治療をされている方もおられます。
 なかなか両立は大変かと思われますが、後悔だけはしない様に頑張って下さい。[2015年8月27日]
(産婦人科医:御木 多美登)
体外受精で妊娠した場合の胎児の体重
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:2回 人工授精:回 体外受精:2回
 体外受精で妊娠しました。定期検診の際、胎児の推定体重が毎回大きいのですが、治療の影響などは考えられますか?

 今までの報告の中では、体外受精による妊娠で低体重の報告はありますが、週数に比して異常に大きくなるという報告はないと思われます。
 あくまで推定体重であり、超音波診断でその他の臓器の異常所見や胎児心拍モニターで異常が指摘されていなければ、経過は順調であると思います。[2015年7月11日]
(産婦人科医:山口 貴史)
CT検査で卵子に影響は出るでしょうか?
年齢:38 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:15回 人工授精:8回 体外受精:回
 人工授精で不妊治療を行っています。現在生理8日目で卵胞は15oでした。激しい咳が治まらずCT検査を希望しているのですが、人工授精前なら卵子に影響はないでしょうか?また、その後すぐに人工授精は可能でしょうか?

 胸部のCT検査ですので、人工授精への影響は考えにくいです。骨盤部のCT検査やX線による被曝は、健康に影響を及ぼすレベルではないです。もちろん卵巣の被曝で問題となるのは、遺伝的な変化や傷害です。卵子のDNAおよび染色体に異常が起こる可能性がありますので、不必要な被曝は避けるに越したことはありません。ただし、CT検査のレベルでの医療被曝でしたら、問題ないといえますし、蓄積も考える必要はありません。
 また胸部CT検査時に妊娠の可能性がある場合は、腹部遮蔽など適切な防護を行いますので、影響はほとんどありません。[2015年7月11日]
(産婦人科医:山口 貴史)
年齢:25 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回 
 アプリを利用して排卵期等を確認しています。そのアプリで排卵期にあたる時期に不正出血があり、1週間程度続きました。先月も排卵期に不正出血があり、茶色っぽい時や生理の時のような血が特に排尿時に感じられ、日中はおりものシートで補える量です。
 先月の不正出血二日目に受診し、医師から「止まりそうだね」と言われてからもだらだらと1週間出血が続きました。原因は特定されず、「身体の冷えからかも」と漢方を出されましたが、効果が感じられなかったため飲み続けてはいません。そして、予定通り月経はきて、普段より少し早めに終わりました。
 今回も排卵期の不正出血で、1週間程たちます。梅ジャムのような出血で、診察してもらいましたが、排卵期の割には子宮の厚みが足りないとのことで基礎体温をつけるよう指示がありそのまま帰宅しました。
 診察時のエコーの器具の挿入によってなのか、出血が増え生理の時のような血が排尿時に見受けられ、不安が募っています。この不正出血について先生の見解を教えて下さい。

 排卵期に出血する原因はやはり卵巣機能が正常に働いていないことだと思います。
 もちろんけが・子宮癌などの病的なものがないということを確認する必要はあります。
 まずは基礎体温を1ヶ月つけて来院され詳しく検査をされてください。
 そうすれば安心して毎日が過ごせるようになると思いますよ。[2015年5月27日]
(院長:田中 温)
 年齢:29 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:5回 体外受精:2回
 採卵の時に、麻酔と抗生剤の点滴の最中にアレルギーが出て心拍数が倍以上になったので、ステロイドの点滴をしてもらいました。アレルギーの検査をしましたが麻酔も抗生剤も陰性でした。
 次に採卵をする際は局部麻酔の方がよいでしょうか?全身麻酔を希望していますが再びアレルギーが出た場合、2回目は症状が重いと聞きますので、すごく悩んでいます。私と同じような患者さんはいらっしゃるのでしょうか?

 採卵時に使用した薬剤は麻酔薬と抗生剤ですので、どちらが原因でアレルギーが出たかは分かりません。麻酔剤にも色々な種類があります。アレルギーが出やすい薬剤もありますし、抗生剤でもアレルギーが出る場合があります。主治医に詳しく聞いてみてください。
 あなたの仰る通り、2回目はアナフィラキシーショックといって症状が強く出る場合もありますので、十分ご注意ください。
 局所麻酔の場合、反射的に身体が動いてしまい採卵ができないということもありますので、局所麻酔はなるべく避けた方が良いと思います。[2015年1月21日]
(院長:田中 温)
年齢: 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
 何度か治療を行ってもダメで、子どもを授かれなかった人へは、どんなフォローをされていますか?
 ずっと治療を続けたいのですが、金銭的な余裕がなく諦めざるを得ない状況です。しかし、気持ちがついていかず借金の繰り返しで治療しています。
 諦め方を知りたいです。なんとか、少しでも楽な気持ちで治療を卒業できる方法がないでしょうか?
 (2014年7月 第15回セミナーより)

 年齢、通院歴、治療の経過や結果といった詳しい情報が分かりかねるため、的確なお答えができないかもしれません。しかしながら、これらのことを自分なりに分析し、またドクターや専門のスタッフからカウンセリングを受けて、医学的限界なのか、経済的限界なのかなど、現実を少しずつ理解することが大切だと思います。理解することによって、納得したうえでの終止符を打つことができるのではないでしょうか。[2014年8月12日]
(薬剤師・カウンセラー:田中 威づみ)
 年齢:40 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:2回 体外受精:5回
 以前、セントマザーの治療方針は「胚移植・胚凍結は4日目以降で行う」と変更になったと思いますが、現在ホームページには3日目以降と記載されています。院長先生から「4日目で判定することにより今までと同様の臨床成績が得られ、尚且つ妊娠率においては今まで以上の成果が出ることがわかりました」と説明があったので、この変更をどう受け止めてよいか分かりません。3日目で移植をしてしまうと、妊娠率が落ちるのではないでしょうか?

 移植を4日目以降に変更してから様子を見ましたが、3日目に移植していれば妊娠した可能性のある胚が4日目では移植できないことがあると分かりました。3日目で妊娠できうる胚が10%以上あることが判明しましたので、3日目以降からの移植と変更致しました。
 5日目まで発育出来る胚は4日目以降の移植でも問題ありませんが、4日目まで待つと移植できない胚を3日目で移植することによって10%の胚が救えるため、現在ホームページには3日目以降と記載しております。[2014年7月2日]
(院長:田中 温)
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