回答一覧 - 女性が原因の不妊について No.24 -
年齢:39 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
 子宮筋腫があります。粘膜下筋腫は着床に影響すると聞きましたが、筋層内子宮筋腫はどのくらい影響しますか?「半年ほどリュープロレリンを打ってから移植する」と言われる先生もいらっしゃれば、「影響しないから何もしなくていい」と言われる先生もいらっしゃいます。移植まで半年は長いのでどうすればよいか悩んでいます。
 また、開腹手術や帝王切開手術は何回まで可能ですか?(2017年7月 第18回セミナーより)

 子宮筋腫に対する治療は、筋腫の大きさ・部位、症状、卵巣予備能などによって優先すべき治療が異なります。
 筋層内筋腫が10cm以上又は、症状がある場合は、御年齢から考えますと、採卵、受精卵凍結した後に子宮筋腫核出術を施行します。3〜6ヶ月後くらいより胚移植を行うようにしています。
 また開腹手術は少ない方がよいですが、手術の内容次第と考えます。帝王切開手術は子宮破裂のリスクを考えると2〜3回まででしょう。[2017年9月8日]
(産婦人科医:山口 貴史)
年齢:43 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回 
 子宮筋腫の開腹手術をしている場合、卵管癒着の可能性が高いのでしょうか?その場合、癒着をなくせばタイミング法での妊娠・出産も可能でしょうか?(2017年7月 第18回セミナーより)

 子宮筋腫の開腹手術の場合、卵管嚢腫の手術に比べると腹腔内の癒着の可能性は高まります。腹腔内の癒着としては、子宮と腸管、腹壁、卵管等があります。子宮卵管造影検査で卵管の通りがよいかどうかみること、またできれば腹腔鏡検査で子宮のまわりの状態、癒着の有無をみて、癒着があれば剥離することによって、タイミング法での妊娠・出産も可能です。出産に関しては、子宮筋腫をとった病院で帝王切開手術がよいかどうかを相談されることがよいでしょう。[2017年9月8日]
(産婦人科医:永吉 基)
年齢:35 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回 
 右側卵管閉塞とPCOSです。クロミッドが原因なのかよく腫れています。今回も腫れてしまい、卵巣を休めるため人工授精中止となりました。PCOSは完治しないのでしょうか?初潮から現在まで自分の力で生理が来たのは数えるくらいです。また、腫れていると妊娠したとしても継続できないのでしょうか?
 閉塞していても閉塞側でもまれに妊娠の可能性があると聞きましたが、どういうメカニズムなのでしょうか?ネットでは反対側の卵管がキャッチすることがあるとありましたが本当ですか?(2017年7月 第18回セミナーより)

 PCOSは経異常を主徴として、多毛やニキビなどのアンドロゲン過剰症状、肥満といった臨床症状に加えて、多嚢胞性卵巣、多彩な内分泌・代謝異常を伴う症候群です。生殖年齢女性の20〜30人に1人と頻度も高く、多くの方が同様に悩んでいらっしゃいます。PCOSはまず診断をつけることが第一歩です。治療については排卵誘発剤が第一選択で、誘発剤に対する抵抗性が強い場合は外科的治療(卵巣焼灼)によって卵胞数を減らすことも可能です。卵巣の腫脹がある場合は妊娠の継続が出来ないということはありませんが、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)が重症化する場合もありますので注意が必要です。
 また卵管についてですが、お腹の中は腹腔という空間で出来ていますので、排卵した卵子を逆側の卵管がキャッチするということはあります。[2017年8月26日]
(産婦人科医:市山 卓彦)
年齢:38 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回 
 20代前半から子宮内膜症で、卵巣嚢腫摘出術を3回行っています。
 以前より月経量は多かったのですが、1年半前くらいから生理がこなくなり、1年前に婦人科へ受診したところ、早発閉経の疑いと診断されました。内服薬で生理がくるのですが、内服を止めると生理も止まります。
 薬で生理がくるということは、妊娠の可能性があると思って大丈夫でしょうか。(2017年7月 第18回セミナーより)

 卵巣嚢腫摘出術を3回行っていること、年齢を考えますとやはり卵巣機能はかなり低下していると思います。
 薬で月経が来ることと妊娠の可能性があることとは、関係はありません。問題は自然で排卵できる卵胞があるかどうかです。そのような機能が卵巣に残っているかどうかはホルモン検査をすれば分かります。また、超音波で月経初期の卵巣内の胞状卵胞の数を調べることも重要です。[2017年8月26日]
(院長:田中 温)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期: タイミング法:回 人工授精:4回 体外受精:回
 右側卵管閉塞で、平成23年にセントマザーでFT手術と腹腔鏡検査をしました。開通したとのことでしたが、それから1年半ほどして他病院で卵管造影の検査をすると、また右側が閉塞していました。
 左からの排卵に希望をかけて、タイミングをとってきましたが右側からの排卵が圧倒的に多く、チャンスがなかなかありせん。体外受精はまだ考えていないので、もう1度FTをしてみたいと思っています。その場合、再び開通する可能性はありますか?
 また開通後、定期的に卵管造影検査をすることで閉塞を防ぐことはできますか?

 平成23年のFTカテーテル治療で5年以上の時間経過がありますので、再評価して卵管閉塞があるようでしたら、FTカテーテルを再度チャレンジして再開通する可能性はあると考えます。
 卵管の再閉塞を予防することはなかなか難しいです。[2017年1月28日]
(産婦人科医:山口 貴史)
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